<継続試合について>
「継続試合の採用」
選手の健康管理や、昨今の気象状況(突然の豪雨や長雨による天候不良)などを考慮し、かねて検討を重ねていた継続試合について全国大会(選抜高校野球大会、全国高校野球選手権大会、全国高校軟式野球選手権大会)では令和4
年度シーズンインから採用することとした。
なお、都道府県大会では各都道府県連盟の実情に応じて採用できることとした。継続試合は、天候不良などで試合が中断された場合、翌日以降に中断された場
面から再開し、9回完了あるいは勝敗が決するまで行うもの。
選手の健康管理・負担の軽減や安全なプレー環境の整備、選手の練習の成果を試合において十分に発揮することを目指す。
「継続試合の取り扱い」
高校野球ではサスベンデッドゲーム(規則7.02)は適用せず、天候状態などで球審が試合の途中で打ち切りを命じた場合は、継続試合として翌日以降に
試合を行う。
- 各大会での運用は以下の通りとする。
硬式…選抜高等学校野球大会、全国高等学校野球選手権大会では、継続試合を採用する。
明治神宮野球大会、国民体育大会では両大会の大会規定による。春季・秋季都道府県大会、春季・秋季地区大会、全国高等学校野球選手権地方大会については、主催者が大会前に参加校へ周知したうえで継続試合を採用することができる。
軟式…全国高等学校軟式野球選手権大会では継続試合を採用する。
国民体育大会は同大会規定による。
春季・秋季都道府県大会、春季・秋季地区大会、全国高等学校軟式野
球選手権地方大会については、主催者が大会前に参加校へ周知したう
えで継続試合を採用することができる。
- 継続試合の対象は以下の通りとする。 天候状態などで球審が試合の途中で打ち切りを命じた場合は、行われた回数 に関係なく、翌日以降に勝敗を決する(通常は9回、延長固ならびにタイプレ
ークになった場合も含む)まで継続して試合を行う。
- 継続試合の運用は以下の通りとする。
@試合が停止した個所から再開する。
A両チームの出場選手と打撃順は、停止したときと全く同一にしなければ ならないが、規則によって認められる交代は可能である。
B停止した試合に出場し、他の選手と交代して退いた選手は継続試合に出 場することは出来ない。
C継続試合の前には、確認のためオーダー用紙の交換を行う。
(a)試合が停止した時の出場選手をオーダー用紙に記載する。
(b)出場選手以外の登録選手は控え選手欄に記載する。なお、停止した試合に出場し、他の選手と交代して 退いた選手については、名前の上に二重線を引く。